屋上のある家の外観・内装・間取りを【実例画像付き】で解説

南国リゾート風の屋上がある家(フリーダムアーキテクツデザイン)

「屋上のある家」に憧れている方も多いのではないでしょうか?

一戸建て住宅に屋上を設けるのもおしゃれで開放感の造作で、人気の間取りの一つです。

一戸建ての屋上は中庭と同じく、家族だけのプライベートを守れる外部空間です。使い方は工夫しだいで無限大!家族だけでくつろげる屋上はおしゃれで余裕を感じさせる人気の間取りと言えるでしょう。

このページでは屋上のある家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、屋上のある家の外観・内装・間取りの実例画像をたくさんピックアップしていきます。

当ページをご覧頂ければおしゃれで素敵な「屋上のある家」のイメージが固まると思いますよ。ぜひ参考にしてください。

屋上のある家とは

屋上のある家とは、その名の通り「屋上」を備えた一戸建て住宅のことです。ハウスメーカーや建築会社によってまちまちですが、屋上は「ルーフバルコニー」や「スカイバルコニー」と呼ばれることもあります。基本的にはルーフバルコニーもスカイバルコニーも同じ意味ですが、建築会社によって2階リビングと繋がっている屋上をルーフバルコニーと呼び、完全に独立した屋上を「スカイバルコニー」と呼ぶケースもあるようです。

2階リビングと接しているルーフバルコニーにしても、完全に独立したスカイバルコニーにしても、1階の庭(テラス)に比べて他人の視線を気にせずにくつろげる家族だけのプライベートな外部空間です。そして屋上は視線が高い位置にありますので眺望を確保しやすいのも大きなメリットです。

中庭と同じく、天気のいい日に屋上で食事をとったり、読書をしたり、お子様とプール遊びをしたりさまざまな使い方が可能です。広さ次第ではありますが、友人たちを招待して屋上でホームパーティを開くのもおしゃれで素敵ですよね!

中庭と同じくプライベートな外部空間を確保できる屋上ですが、さらに眺望まで確保できるのが屋上のある家の特権と言えるでしょう。

屋上のある家の外観・内装・間取りの実例画像

この項目ではおしゃれで素敵な屋上のある家をピックアップしていきます。文章で解説するよりも実際に屋上のある家の実例をご覧になった方がイメージしやすいはずですからね。
それでは実際に屋上のある家の外観・内装・間取りの実例画像をみていきましょう!

ルーフバルコニーと屋上のある家 外観・内装(フリーダムアーキテクツデザイン)

ルーフバルコニーと屋上のある家 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)

ルーフバルコニーと屋上のある家 内装(フリーダムアーキテクツデザイン)

ルーフバルコニーと屋上のある家 ルーフバルコニー(フリーダムアーキテクツデザイン)

ルーフバルコニーと屋上のある家 屋上(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

全国規模でデザイナーズ住宅を手掛けるフリーダムアーキテクツデザインが手掛けた高級デザイナーズ住宅です。リビングとフラットにつながる6m×6mのゆとりあるルーフバルコニーは、ゲストと優雅にお食事も楽しめるスペースです。リビングからの視線の抜けもよく広いリビングがさらに広く感じますね。また、ルーフバルコニーとは別に屋上テラスもあり、プールを配置し都心を一望できる景観はオーナーの特権です。直線的で高級感のあるシンプルモダンの外観も素晴らしくおしゃれですね!

屋上のある家 外観・内装(フリーダムアーキテクツデザイン)

屋上のある家 屋上(フリーダムアーキテクツデザイン)

屋上のある家 屋上2(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

こちらもフリーダムアーキテクツデザインの屋上のある家です。敷地の形状がやや変形地である中でもスタイリッシュで、広々とした快適な暮らしができる家を手掛けるのが建築士の腕の見せ所です。敷地面積がやや狭いため、2階建て+屋上で視線を遮るもののない開放的な空間をデザイン。屋上に敷き詰めたウッドデッキと緑が絶妙にマッチして、まるでリゾート空間のように仕上がっています。

南国リゾート風の屋上がある家 外観 内装(フリーダムアーキテクツデザイン)

南国リゾート風の屋上がある家(フリーダムアーキテクツデザイン)

南国リゾート風の屋上がある家2(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

こちらもフリーダムアーキテクツデザインの手掛けた屋上のある家。ヤシの木の植栽がある屋上はなんともオリエンタルな雰囲気でまるで南国リゾートのよう!直射日光と雨を避ける屋根も設置しているためソファセットも常設できます。天気の良い昼間も良いですが、陽の落ちてきた時間帯も大人の雰囲気があって素晴らしくおしゃれです。

海と空に溶け込む家 内装(積水ハウス)

ルーフバルコニーの家 内装(積水ハウス)
画像出典:積水ハウス【https://www.sekisuihouse.co.jp/】

こちらは大手ハウスメーカー「積水ハウス」が手掛けた建築実例。穏やかな海辺の土地ならではの海と空を楽しむ工夫が施された住まいです。景色をうまく切るとるためにバルコニー部分が大きくせり出したオーバーハングになっておりリビングからは海しか見えない眺望を実現しています。深い軒が屋根となったインナールーフバルコニーは眺望も開放感も最高です。

プライバシーを確保した屋上の家 外観 内装(積水ハウス)

プライバシーを確保した屋上の家(積水ハウス)
画像出典:積水ハウス【https://www.sekisuihouse.co.jp/】

こちらも大手ハウスメーカー「積水ハウス」の屋上がある家です。国道、住宅、バイパスに囲まれた敷地条件のため、プライバシーを確保するために2回をメインの生活空間とし、さらに4m×4mの広いテラスを中央に配置。空に向けて開放感を味わえる屋上は非常におしゃれです。

リビングの両サイドにルーフテラスのある家 外観 内装(アーネストアーキテクツ)

リビングの両サイドに屋上のある家 内装(アーネストアーキテクツ)

リビングの両サイドに屋上のある家 屋上(アーネストアーキテクツ)
画像出典:アーネストアーキテクツ【https://earnest-arch.jp/】

高級デザイナー建築を手掛けるアーネストアーキテクツの建築事例です。白を基調としたリビングの両サイドにルーフテラス(ルーフバルコニー)を設けています。大きな全面窓で囲まれたリビングは開放感が別格ですね。フラットなルーフテラスは軒と天井の木目が連なり中と外のつながりを曖昧にしさらに広く感じる工夫が施されています。たっぷりと陽の光を浴びるルーフバルコニー(屋上)はワンランク上のおしゃれといえるでしょう。

屋上のある家のメリット

屋上のある家のサンプルイメージをご覧になってイメージはわきましたか?家族だけの特別なプライベート空間である屋上は非常におしゃれで素敵ですよね!

それでは次に屋上のある家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)についてもっと詳しくチェックしていきましょう。

まずは屋上のある家のメリットからです。

屋上のある家のメリット
  • 眺望の良いプライベート空間を確保できる
  • 開放感のある室内環境を演出できる

眺望の良いプライベート空間を確保できる

なんといっても屋上のある家は眺望の良いプライベート空間を確保できるのが一番のメリットです。

友人たちを招いて屋上でバーベキューパーティーを開くのも憧れますよね。家庭菜園を造ってみるのもいいですし、防水仕様のソファセットを置けばリゾート風空間で優雅なティータイムを満喫することもできちゃいます。

お子様のプール遊びもできますし、ウッドデッキを敷設して愛犬と戯れることも。屋上のある家は非常に夢がありますね!

開放感のある室内環境を演出できる

スカイバルコニーと呼ばれるタイプの屋上は完全に独立した空間のため、室内環境に開放感を与えることはありませんが、2階リビングに隣接したルーフバルコニータイプの屋上は、リビングに居ながらにして外の空気感を感じられることが大きなメリット。

リビングとルーフバルコニーの繋がりを工夫することで中と外の境界線があいまいになって、リビングをより広く見せることも可能でしょう。ちなみにこのようにリビングと屋上が一体化して中に居ながらにして外の空気感を感じられる間取りを「アウトサイドリビング」と言います。

アウトサイドリビングも近年非常に人気のあるおしゃれな間取りです。

屋上のある家のデメリット

優雅でプライベートな外部空間である屋上はおしゃれで特別感がありますが、もちろんデメリットもあります。マイホーム計画で後悔しないためには、好みの家のスタイルのメリット・デメリットの両面を把握することが大切です。

次は屋上のある家のデメリットもチェックしておきましょう。

屋上のある家のデメリット
  • 価格(建築コスト)が高くなる
  • 雨漏りのリスクが高まる(建物の劣化につながるおそれあり)
  • 夏暑くなる可能性がある
  • メンテナンスコストが高い
  • 屋上までの上り下りがつらい
  • 住環境によってはあまり使う機会がない

価格(建築コスト)が高くなる

屋上のある家は価格(建築コスト)が高くなります。もちろん建築会社や広さなどによってピンキリではありますが、屋上を造るためには最低でも+100万円以上の予算アップは覚悟しておくべきでしょう。価格(建築コスト)が高くついてしまうのは屋上のある家のデメリットと言えます。

雨漏りのリスクが高まる(建物の劣化につながるおそれあり)

屋上のある家の最大のデメリットは「雨漏りのリスクが上がる」ことです。もちろん屋上も防水処理をしていますが、屋根と比較すると防水性は格段に下がります。

家にとって雨漏りは大敵。特に木造住宅で雨漏りしてしまうと構造躯体の腐食や劣化を招くこともあるため注意が必要です。

メンテナンスコストが高い

屋上のある家は屋上の防水メンテナンスが必要不可欠ですので維持管理費用もかさんでしまう点もデメリットと言えるでしょう。防水メンテナンスを怠ると、木造の構造体に水にが侵入してしまう恐れがあり、これは構造体を腐食させる重大な問題に発展する可能性があります。

屋上のある家を建てるなら、初期費用だけでなく防水メンテナンス等、維持管理費用についても前もって把握しておくべきです。

夏暑くなる可能性がある

屋上のある家はトータル的な断熱性能も低下すると考えておきましょう。

「屋上を造る=その部分の屋根を取り払う」ということです。住宅の屋根は断熱性能にも影響する重要な箇所で、特に夏の日差しを遮る役割は大きいため、屋根がない屋上の直下にあたる室内は夏の暑さに悩まされるかもしれません。

屋上のある家を建てるならば「天井/屋根」部分の断熱材を分厚くするなど、家のトータル的な断熱性能をアップできないか相談するのがオススメです。

屋上までの上り下りがつらい

2階リビングと隣接しているルーフバルコニータイプの屋上はふだんの生活動線の流れで活用できますが、3階以上にある屋上は階段の上り下りがおっくうになるというケースも多いようです。特に洗濯物を干す場所が屋上の場合は毎日のように階段を上り下りしなければなりません。

普段から階段の上り下りを面倒に感じている方は3階以上に屋上を造るのは慎重な判断が必要かもしれません。

また若いうちでも階段を面倒と思わなくとも、マイホームは10年、20年、30年それ以上に長く住むことが前提の住まいです。老後のことも考えて屋上を造るかどうかは慎重に判断しましょう。

住環境によってはあまり使う機会がない

屋上は家族だけのプライベート空間で住環境によってはお子様を遊ばせたり、友人を招いてホームパーティーを開いたり、いろいろな使い方ができるくつろぎ空間になりますが、その逆に住環境によっては「あまり使う機会がない」というケースもあり得ます。

例えば、隣接する住居と距離が近かったり住宅が密接している地域の場合は、近所迷惑を考えて友人を招くことやお子様を遊ばせることすら躊躇してしまうかもしれません。

屋上を造るのであれば、前もって「住環境が屋上に合っているか?」を考えておくべきでしょう。

おしゃれな家 屋上のある家のまとめ

いかがでしたでしょうか。
屋上のある家の特徴や魅力、良い点、悪い点は伝わりましたでしょうか。

屋上のある家は外の空気感を感じることができる家族だけのプライベート空間を持てることは非常に魅力的ですが、デメリットも意外にたくさんあるため、しっかりと考えたうえで判断すべきです。特に初期費用(建築コスト)や、住んでからのメンテナンスコストは各社大きな差がある場合がありますので、しっかり比較しておきたいところです。

屋上のある家を得意とするハウスメーカーはたくさんありますので、ぜひいろいろなハウスメーカーをチェックしてみてくださいね。

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