吹き抜けのある家の外観・内装・間取りを【実例画像付き】で解説

吹き抜けと回廊のある家 内装(住友林業)

おしゃれな内装ときいて「吹き抜けのある家」を思い浮かべる人も多いと思います。

吹き抜けのリビングといえば、誰もが憧れるおしゃれな家の王道ですね!

吹き抜けあのある家はおしゃれであるだけでなく、天井が高いため高い位置に窓を配置することで採光を確保しやすく、また風通しの良さも大きくアップします。

このページでは、吹き抜けのある家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、吹き抜けの家のサンプルイメージをたくさんピックアップしていきます。

当ページをご覧頂ければ、吹き抜けの家のイメージがしっかり固まると思いますよ!

吹き抜けのある家とは

吹き抜けとは複数階にまたがる空間のことです。2階の床を一部分抜きとって上下階が繋がっている空間ですので必然的に天井が非常に高くなりひろびろと視覚的にも非常に開放的な空間となります。

吹き抜けは天井の高い位置に窓を設けることもできますので、非常に採光を確保しやすいのもメリットです。もし日当たりの悪い敷地条件でも吹き抜けに天窓を設けることで日当たりの良い空間にもできます。

天井の高いひろびろ空間で、日当たりもバツグンに良いためそれだけで室内環境が良くなります。開放感があり明るい室内はただそれだけでおしゃれ感を醸し出すもの。吹き抜けはまさに「おしゃれな間取りの王道テクニック」と言えるでしょう。

また、吹き抜けは上下階にまたがって縦のつながりをもたせた空間ですから、もちろんスキップフロアやリビング階段との相性もバツグンです!吹き抜けリビングはいろいろなインテリアのおしゃれ感を底上げする効果もありますので、開放感バツグンのおしゃれリビングにしたい方は検討してみてはいかがでしょうか。

吹き抜けのある家の外観・内装・間取りの実例画像

それでは実際に吹き抜けのある家の外観・内装・間取りの実例画像をピックアップしていきます。文章で解説するよりも実際に吹き抜けの家の実例をご覧になった方がイメージしやすいと思います。ぜひ参考にしてくだしね。

吹き抜けのある家 内装(住友林業)

吹き抜けのある家 内装(住友林業)
画像出典:住友林業【https://sfc.jp/】

大手ハウスメーカー「住友林業」の吹き抜けのある家の建築実例です。大きな吹き抜けと大きな窓によって風景をパノラマで楽しめる開放感抜群の空間に仕上がっていますね。

吹き抜けと回廊のある家 内装(住友林業)

吹き抜けと回廊のある家 内装(住友林業)
画像出典:住友林業【https://sfc.jp/】

こちらも木造大手ハウスメーカー「住友林業」の建築実例です。スケルトン階段を上ると回廊がリビングを取り囲むラグジュアリーな造りになっています。気品あるマホガニーの無垢フローリングやアクセントの石張りの壁の非常におしゃれです。

吹き抜けと大開口の窓で開放感あふれる家 内装(積水ハウス)

吹き抜けのある家 内装(積水ハウス)
画像出典:積水ハウス【https://www.sekisuihouse.co.jp/】

こちらは鉄骨造住宅を得意とする大手ハウスメーカー「積水ハウス」の建築実例です。大きな吹き抜けと大開口の窓によっていつでも陽の光が降り注ぐ居心地のよいリビング空間になっています。

おしゃれな吹き抜けの輸入住宅 内装(北洲ハウジング)

吹き抜けのある輸入住宅 内装1(北洲ハウジング)

吹き抜けのある輸入住宅 内装2(北洲ハウジング)
画像出典:北洲ハウジング【https://www.hokushuhousing.co.jp/】

こちらは輸入住宅を得意とする北洲ハウジングの手掛けた吹き抜けのある家です。勾配天井の吹き抜けを囲むように2階に続くL字のリビング階段が印象的ですね。開放感あふれる大空間に仕上がっています。

吹き抜けのある家 内装(セルコホーム)

吹き抜けのある輸入住宅 内装(セルコホーム)
画像出典:セルコホーム【https://selco-souzou.co.jp/】

カナダ風の輸入住宅を得意とするセルコホームの建築実例です。吹き抜けのダイニングは常に陽の光が差し明るい室内を実現。2階の家族とも常にコミュニケーションを取りやすい家です。リビング階段で開放感も抜群ですね。

5mの吹き抜けの家リビング 内装(セキスイハイム)

5mの吹き抜けの家リビング 内装 和室(セキスイハイム)
画像出典:セキスイハイム【https://www.sekisuiheim.com/】

こちらは大手ハウスメーカー「セキスイハイム」のドマーニシリーズの建築実例です。5m高の吹き抜け大空間を実現しています。隣り合う和室との間仕切りには壁ではなく木の格子を採用。視線が抜けるためリビングも和室もより広さを感じやすくなります。シックな色で統一された和室もモダンな雰囲気でおしゃれですね!

中庭と吹き抜けで旗竿地でも開放的な家 内装(フリーダムアーキテクツデザイン)

旗竿地の吹き抜けのある家 内装1(フリーダムアーキテクツデザイン)

旗竿地の吹き抜けのある家 内装2(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】

デザイナーズ住宅のフリーダムアーキテクツデザインが手掛ける中庭と吹き抜けのある家です。こちらのは旗竿地に計画された住宅ですが、旗竿地とは思えない開放的なリビング空間を実現しています。中庭を囲うように動線を工夫しプライバシーを確保。また吹き抜け上部に設けられた窓によって陽の光を常に感じられるリビングになっています。

吹き抜けのある家のメリット

吹き抜けのある家のサンプルイメージをご覧になってイメージはわきましたか?次は吹き抜けのある家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)についてもっと詳しくみていきましょう。

まずは吹き抜けの家のメリットから順番に解説していきます。

吹き抜けのある家のメリット
  • 室内の開放感がアップし広く感じる
  • 採光を取り入れやすい
  • 室内の風通しがよくなる
  • 家のなか全体が繋がり、家族の気配を常に感じられる

室内の開放感がアップし広く感じる

吹き抜けは2階、3階の一部分をくり抜いて複数階にまたがる空間を作ることですので、当然天井が高くなり室内の開放感は大幅にアップします。室内の開放感がアップすることで、部屋が非常に広く感じる効果があります。

開放感のある空間はそれだけでおしゃれ感もアップします。開放感がアップして室内が広く感じることが吹き抜けの最大のメリットと言えるでしょう。

採光を取り入れやすい

吹き抜けは非常に日当たりを確保しやすい点も大きなメリットです。

複数階にまたがる空間のおかげで天井が高くなり、そのおかげで高い位置に窓を配置することが可能です。高い位置に窓を付けることで、採光を確保しやすくリビングが非常に明るくなります。吹き抜けはただでさえ天井が高く開放感がありますが、陽の光がサンサンと差すことでさらに居心地の良い空間になりおしゃれ感もアップするはずです。

室内の風通しがよくなる

吹き抜けの間取りは高い位置に窓を配置できるため採光を確保しやすいだけでなく、風通しもバツグンに良くなります。吹き抜けにより別フロアと空間が一体化しているため、風の通り道を工夫することで非常に風通しの良い室内環境を実現できます。

家のなか全体が繋がり、家族の気配を常に感じられる

間取りにもよりますが、吹き抜けの間取りは別フロアの一部分をくり抜いているため、家の中全体が吹き抜けで繋がり、別フロアにいても常に家族の気配を感じることができます。特に子育て世代のかたはお子様の様子を別フロアにいても感じることができるのは嬉しいポイントかもしれません。

吹き抜けのある家のデメリット

吹き抜けの家にはたくさんのメリットがありますが、良い点ばかりではなくデメリットももちろんあります。

理想のおしゃれな家を建てるには、好みの家のスタイルについてメリット・デメリットの両面を把握することが大切です。良い点・悪い点のどちらも把握することで、より自分の好みにあう理想の住まいがイメージできるはずです。

それでは吹き抜けのある家のデメリットもみていきましょう。

吹き抜けのある家のデメリット
  • 空調効率が低下する
  • 音やニオイが筒抜けになる
  • 総床面積が狭くなる
  • 高いところに配置した窓は掃除が大変

空調効率が低下する

吹き抜けの失敗原因の一つがこれです。吹き抜けのある家は開放感もあり居心地もアップしますが、空調効率という面ではきちんと仕切られた間取りよりも低下してしまいます。空間は細かく仕切られている方が空調効率が良いものと考えましょう。

吹き抜けの間取りを採用するのであれば、住宅のトータル的な気密性・断熱性が重要になります。分厚い断熱材を敷き詰めている家であれば、吹き抜けを採用しても夏は涼しく冬は暖かい快適な環境を実現できますが、断熱性能が低いと夏は暑く、冬は寒い家になってしまいます。

せっかく天井が高く開放感のある家でも、気温のストレスに悩まされる家は暮らしやすい家とは言えません。吹き抜けのある家を求める場合は必ず「気密性・断熱性」を重視しておくべきでしょう。

音やニオイが筒抜けになる

吹き抜けは複数階にまたがる大空間のため、音やニオイが別フロアに筒抜けになりやすいデメリットがあります。リビングのキッチンでお料理をすると吹き抜けで繋がった別フロアにまでニオイがついてしまう可能性があります。吹き抜けは風通しの良い間取りなので、吹き抜けの天井にシーリングファンを設けるなど、室内の空気を循環させる仕組みを工夫するとニオイの問題は解消しやすくなります。

ただし音の問題はデリケートです。家族同士でも生活のリズムが異なるケースはよくあることです。家族が寝ている時間帯だとリビングで食事をするのにも気を使うかもしれません。室内ドアに防音仕様のものを採用するなどの工夫が必要です。

そもそも家族同士で生活のリズムが異なるご家庭の方は、吹き抜けの間取りは慎重な判断が必要かもしれません。

総床面積が狭くなる

吹き抜けの家は、本来あるべきだった上階の床を抜きとって広々とした大空間を実現する間取りですので、当然、家の総床面積は狭くなってしまいます。敷地面積に余裕がない場合は、吹き抜けをつくることで逆に狭苦しい家になってしまうかもしれません。

高いところに配置した窓は掃除が大変

吹き抜けは2階、3階まで抜けた部分にも窓を設置することができ、非常に採光・通風を確保しやすい間取りですが、高い位置に設けた窓は掃除やお手入れが少し大変です。無理して梯子などをかけて掃除しようとすると思わぬケガにつながる恐れもあるでしょう。吹き抜けの高い位置に窓を設置する場合は、お掃除方法などもあらかじめ確認しておくべきでしょう。

おしゃれな家 吹き抜けのある家のまとめ

いかがでしたでしょうか?開放感・日当たり・通風バツグンの吹き抜けのある家は憧れている方も多い人気の内装です。特にリビング階段やスキップフロアと合わせると、非常におしゃれな家になりますよね!

吹き抜けリビングは非常におしゃれでデザイン性の高い間取りですが、空調効率は低下するため気密性・断熱性などの住宅性能は重視しておくべきです。いくらおしゃれな吹き抜けリビングでも、気温のストレスがある家は暮らしやすいとは言えませんからね。

吹き抜けを採用する場合は、高気密・高断熱の家を得意としたハウスメーカー・建築会社から候補を選び比較検討してみましょう!

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