モダンスタイルの家もおしゃれで素敵ですよね。
こういう方も多いと思います。このページではモダンな家とはどういう住宅なのか?モダンな家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、モダンな家の外観・内装・間取りの実例画像をたくさんピックアップしていきます。
当ページをご覧頂ければ、おしゃれで素敵な「モダンな家」のイメージが固まるはずです。
モダンな家とは
モダンな家と言われてもピンとこない方も多いかもしれませんので、ザックリ簡単に説明しておきます。
まずモダンとは「現代的でおしゃれ」という意味です。つまり現代的なデザインをふんだんに取り入れた住宅のことを「モダンな家・モダンスタイルの家」といいます。
近年ではモダンスタイルな家といえば、シンプルでムダな装飾を極力排除したような家が人気ですね。
またモダンな家というと、建築家や建築デザイナーが設計・デザインした「デザイナーズ住宅」を指すケースもあります。
モダンな家の種類
ひとくちに「モダンな家」といっても色々なスタイルがあります。
モダンな家はおおまかに「シンプルモダン」「ナチュラルモダン」「和モダン」「洋モダン」の4種類に分けられます。いずれも現代的でおしゃれな外観が特徴です。それぞれのスタイルについてみていきましょう。
シンプルモダンスタイルの家
画像出典:グランハウス【https://granhouse.co.jp/works/p5961/】
シンプルモダンスタイルは余計な装飾やムダを省き、素材そのものの美しさをシンプルに表すデザイン手法です。シンプルモダンスタイルの家はコンクリートや金属、ガラスなど無機質な素材をふんだんに活用して直線的なラインを強調した近代的なボックスタイプの形状が多いです。
特にコンクリート打ちっ放しの外壁など無機質さを全面におしだしたシンプルモダンスタイルは、まさにおしゃれな家の王道スタイルともいえる外観です。
直線を多様したボックス型の家は、クールな印象を与え白や黒などの無採色で統一されたデザインにも非常によく合います。
シンプルモダンスタイルは「モダンな家」の中でも人気の高いスタイルと言えるでしょう。
ナチュラルモダンスタイルの家
画像出典:クラシスホーム【https://www.clasishome.jp/】
ナチュラルモダンとは、近代的なスタイルに木材などのナチュラル素材(自然素材)をアクセントに取り入れたデザイン手法です。
ナチュラルモダンスタイルも直線的なラインを多様しながらも、バルコニーや外壁の一部などに木目調の自然素材を加えることで温かみを感じられるおしゃれさが生まれます。ナチュラル要素とモダン要素のバランス次第で「温かみのあるデザイン」にも「クールなデザイン」にも印象をガラリと変えられます。
和モダンスタイルの家
画像出典:アーキッシュギャラリー【https://www.archish-g.com/】
和モダンとは、モダンスタイルの家をベースにところどころに「瓦屋根」や「格子デザイン」「継ぎ目のない塗り壁」「障子・ふすま」などの「和」を感じさせるアイテムを採り入れるデザイン手法です。
クールな印象のモダンスタイルと温かみのある和風スタイルを組み合わせることで、近代的でありながらも伝統的な美しさをも表現する人気のスタイルです。
和モダンスタイルも、モダン要素と和要素のバランス次第でいか様にも印象を変えることができます。
洋モダンスタイルの家
画像出典:谷川建設【https://www.tg-k.jp/】
洋モダンとは、直線を多様したモダンスタイルの家にヨーロッパスタイルやアメリカンスタイルなど輸入住宅のテイストをアクセントに加えたデザインです。
本格的な輸入住宅は、北欧や北米の伝統的な住宅様式を取り入れているため、どことなくレトロな印象を醸し出しますが、そこにモダンスタイルを加えることで近代的でシャープなおしゃれさを表現できます。
洋モダンスタイルも、輸入住宅要素とモダン要素のバランス次第で外観の印象をガラリと変えられます。
モダンな家の外観・内装・間取りの実例画像
モダンな家に関しては、文章で解説するよりも実際に写真を見た方が早いでしょう。「あ、こういう家がモダンスタイルなんだ」と把握しておくだけでも、モダンスタイルが得意なハウスメーカー・工務店に目星を付けやすくなりますし、ハウスメーカー担当者に希望のデザインを伝えやすくなります。
この項目ではさまざまな「モダンな家」の外観・内装・間取りの実例画像をピックアップしていきます。ぜひ参考にしてみてください。
南国風シンプルモダンの家 外観(Style Design)
画像出典:株式会社Style Design【https://www.style-design-house.com/】
建築家やデザイナーがセレクトしたプランをオーダーできる「株式会社Style Design」のデザイナーズ住宅です。真っ白な漆喰とこげ茶色のガルバリウムで仕上げた外観はシンプルでありながら重厚感が感じられます。そしてシンプルモダンの建物にインパクトのあるココスヤシが映え、一気に南国リゾート風の佇まいに。南国風シンプルモダンのお手本のようなおしゃれな家です。
シンプルモダンの家 外観(Style Design)
画像出典:株式会社Style Design【https://www.style-design-house.com/】
こちらも「株式会社Style Design」が手掛けるシンプルモダンの家です。フラットなガルバニウム鋼板に黒の差し色を加えたカラーリングはスタイリッシュで、まさに存在感の際立つおしゃれな家といえるでしょう。カラーのほか、家の凸凹感も際立ち、さまざまな個所に高さ・角度の変化をつけており外観がさまざまな表情をみせてくれます。
ナチュラルモダンの家 外観(クラシスホーム)
画像出典:クラシスホーム【https://www.clasishome.jp/】
愛知県のハウスメーカー「クラシスホーム」の手掛けたナチュラルモダンの家です。明るい色の塗り壁にナチュラルな木目を合わせることで、柔らかい風合いとスタイリッシュな雰囲気を両立。植栽がアクセントになりナチュラル感がアップし、非常におしゃれな家に仕上がっています。
ナチュラルモダンの家 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/architects/】
デザイナーズ住宅をほぼ全国で展開する設計事務所「フリーダムアーキテクツデザイン」の手掛けたナチュラルモダンの家です。無機質な白い外壁と暖かみのある木目外壁がマッチして、モダンでありながらぬくもりのある雰囲気がうまく表れたおしゃれな家ですね!窓の大きさや配置を工夫し、室内に入る光に強弱をつけていることから時間帯や季節ごとに室内の印象まで変わるようです。
スタイリッシュなシンプルモダンの家 外観(スタイルキューボ)
画像出典:スタイルキューボ【https://www.style-cubo.com/works/works003/】
茨城県のデザイナーズ住宅「スタイルキューボ(STYLE CUBO)」が手掛けたデザインと機能性にこだわったスタイリッシュなデザイン住宅です。コの字型のくぼんだ部分に玄関をもうけることでオープンスペースとプライベートなスペースを確保。全く異なるカラーを使いつつも落ち着いた雰囲気のおしゃれなモダン住宅に仕上がっていますね!
ナチュラルモダンの家 外観(LITTLE NEST WORKS)
画像出典:LITTLE NEST WORKS【http://little-nest-works.com/】
福島県の一級建築設計事務所「LITTLE NEST WORKS」の手掛けるデザイナーズ住宅です。屋根・外壁に無機質な金属系外壁(ガルバリウム鋼板)とナチュラルな木目調の外壁を合わせてナチュラルモダンの家に仕上げています。広い敷地にどっしりと佇む平屋造りのデザイナーズ住宅は素敵ですね。ごつごつとした石が印象的な外構もおしゃれです!
大きい軒のある和モダンの家 外観(TENアーキテクツ一級建築士事務所)
画像出典:TENアーキテクツ一級建築士事務所【https://tenarc.com/works/post-5730/】
静岡県を中心にデザイナーズ住宅を手掛ける「TENアーキテクツ一級建築士事務所」が手掛ける、大きな軒の出が印象的な和モダンの家です。大きい軒と大きな窓によって開放感が素晴らしい住まいですね!シンプルモダンの形状ながら大きな軒の天板によってしっかり「和」の落ち着きも取り入れています。
洋モダンの家 外観(谷川建設)
画像出典:谷川建設【https://www.tg-k.jp/】
希少な銘木「木曽ヒノキ材」にこだわるハウスメーカー「谷川建設」は和の邸宅も得意ですが洋風モダンの家も得意です。こちらは谷川建設の手掛ける洋モダンの家。天然石の繊細な質感とシックな色合いによって表情豊かな外観に。
モダンな家のメリット
それでは、次はモダンな家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)にフォーカスして解説していきます。
まずはモダンな家のメリット(良いところ)から解説していきます。モダンな家のメリットは以下の通りです。
- 個性的でおしゃれなかっこいい家
- 二つとない自分だけのこだわりが実現できる
- 狭小地や変形地でも柔軟に対応できる
それでは順番に解説していきましょう。
個性的でおしゃれなかっこいい家
モダンな家といえば「おしゃれな家」の代名詞です。コンクリート打ちっ放しや、ガラス、金属などの無機質素材をあしらったクールな外観の家は近隣の方々の目を引く存在になるはずです。
クールでおしゃれなシンプルモダンスタイルにするか、温かみのあるナチュラルモダンスタイルにするか、はたまた和の伝統を取り入れた重厚感のある和モダンスタイルにするか?は施主の好み次第。個性的で自分だけのこだわりを表現したモダンスタイルの家は、住んでから年月を経るごとに愛着が増すはずです。
個性的でおしゃれな家を楽しめるのはモダンな家の大きなメリットと言えるでしょう。
二つとない自分だけのこだわりが実現できる
完全自由設計で自分好みの「モダンな家」を建てるならば、この世に二つとない自分だけのこだわりを実現できます。
長く住むマイホームですから、好みのデザインに囲まれて住みたいのは当然です。特に建築事務所や社内デザイナーにデザインしてもらうモダンな家は、この世に二つとない自分だけのこだわりの城です。
「近隣にもよくあるデザインの家はちょっとつまらない」と言う方は、自分だけのこだわりが実現できるモダンスタイルの家は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
狭小地や変形地でも柔軟に対応できる
モダンな家は、建築事務所や地場工務店で建てるケースも多いです。建築事務所や地場工務店で建てるモダンスタイルのデザイナーズ住宅は「狭小地」や「変形地」を得意としている点も大きなメリットの一つです。
大手ハウスメーカーなどの場合、注文住宅といえど規格化された商品モデルを軸に設計しますので狭小地や変形地ではどうしても対応できないケースも多いのです。
しかし建築事務所などがイチから設計する「モダンな家」にとっては、むしろ狭小地や変形地は建築家・設計士の腕の見せ所でもあります。
個性的な敷地条件を上手に活かして、住宅の個性として光らせることができるのもモダンな家の良さと言えるかもしれません。
モダンな家のデメリット
どんなスタイルの家もメリット(良いところ)しかないということはありません。マイホーム計画で大切なのは、好みのスタイルのメリットとデメリットの両面を把握して、より自分に合う住宅スタイルを見極めることです。
次はモダンな家のデメリット(悪いところ)をピックアップしていきますので、こちらもしっかり把握しておきましょう。
- 価格(建築コスト)が高い
- 住宅性能が悪い場合がある
- 住み心地が悪い場合がある
- 建築家・デザイナーのこだわりが強すぎる場合がある
- 将来のリセールバリューが低くなる可能性がある
- 完成までに時間がかかる
価格(建築コスト)が高い
モダンな家のデメリットとして、価格(建築コスト)が高くなるということがあります。これは一般的な規格住宅に比べて建築家やデザイナーによるデザインが発生するケースが多いためです。
長く住むのが大前提のマイホームですからデザインにもこだわりたい気持ちは当然だと思いますが、デザイン料にコストを割かれて肝心の建材や工事原価をケチることの無いよう、注意すべきでしょう。
住宅性能が悪い場合がある
大手ハウスメーカーが手掛けるモダンな家は、住宅性能も施工会社の基準以上に仕上げるケースが多いですが、建築事務所やデザイナーが手掛ける「モダンな家」は、あくまでもデザイン重視のケースも多く、住宅性能がおざなりになってしまうということもしばしばあるようです。
マイホームにとってデザインは大切ですが大事なのはデザインだけではありません。耐震性や耐火性などはいざという時に家族を守る大切な安全性能ですし、気密性・断熱性は日々暮らしやすくするための快適性能。
マイホームはデザインだけでなく住宅性能もしっかり重視すべきです。
住み心地が悪い場合がある
デザイン重視の「モダンな家」は住宅性能だけでなく、住み心地まで悪いケースもしばしばあるようです。
モダンなおしゃれな家でも住み心地が悪い家では、スマートではありませんよね。クールな印象のモダンな家は住みごこちも良いことが条件です。
モダンな家を建てるとなれば、どうしてもデザインばかりに目がいきがちですが、住宅性能や住み心地などにもしっかり焦点を当てましょう。そのためには住宅性能や住み心地の良い間取りの知識など、ある程度の「施主力(せしゅりょく)」が必要と言えるでしょう。
建築家・デザイナーのこだわりが強すぎる場合がある
おしゃれさを全面にだした「モダンな家」を得意とする建築家の中には、デザインに対するこだわりが強すぎて施主から細かい注文を出しにくいこともよくあることです。
せっかくのマイホーム計画なのですから、自分好みのおしゃれさを追求したいですよね。相手がいくら建築や住宅デザインのプロであっても、あくまでも主導権は施主が握るべきです。
有名な建築家にも物怖じせずに細かい注文を出せるように、ある程度の注文住宅の知識はもっておきたいところですね。
将来の売却価値が低くなる可能性がある
建築家の個性が強くでたモダンなデザイナーズ住宅は、場合にもよりますが将来のリセールバリュー(再販価値)が低くなってしまう可能性もあります。デザインが尖った住宅は、買い手が付きにくいからです。
またデザインを重視し過ぎて住宅性能や住み心地が優秀でない家も将来の売却価格が低く査定される可能性があると言えるでしょう。
住宅性能や住み心地は将来のリセールバリューにも影響する重要なポイントです。あらかじめ重視しておくべきでしょう。
完成までに時間がかかる
「モダンな家」は依頼してから完成するまでに時間がかかる場合もあります。一般的に、大手ハウスメーカーで注文住宅を建てる場合の建築期間は「3カ月~4カ月」程度で、住宅部材を工場生産するプレハブ工法のハウスメーカーなどでは2カ月程度で建てられるケースもあります。
しかし、建築事務所は多くの場合、大手ハウスメーカーよりも事業規模が小さく工期は長くなりがちです。だいたいの目安ですが、建築士やデザイナーと話し合ってイチからモダンな家を建てるのであれば「5ヶ月~6カ月」程度の工期はかかると考えておきましょう。
工期が長ければ、それだけ仮暮らし(賃貸暮らし)の期間も長くなりますし、コストもかかってしまいます。この点はモダンな家のデメリットの一つと言えるでしょう。
おしゃれなモダンな家のまとめ
モダンな家は外観・内観ともに洗練されたおしゃれさが人気です。直線を多様したシャープな佇まいは、道行く人の目を引くはずです。
ただしマイホームにとっては住宅性能や住み心地など目には見えにくい部分も非常に大切です。一生一度の大切なお買い物ですから、デザインにこだわりたい気持ちは当然ですが、おしゃれさだけでなく目に見えにくい安全性能・快適性能・住み心地にも気を配り、おしゃれで住みよい最高のマイホームに仕上げましょう。
目に見えにくい性能面を重視するならば、やはり施工会社選びが大切です。候補のハウスメーカー・建築事務所に目星を付けたら必ずカタログスペックで比較するようにしましょう。
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マイホームも同じです。デザインは似ていても価格や性能には大きな差があるのです。注文住宅の家づくりではまずは候補のハウスメーカーを複数社見つけ「比較すること」から始めましょう!
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