おしゃれな家と聞いて直線的で近代的な印象の「四角い家」をイメージする方も多いと思います。
従来の日本家屋は「寄棟屋根(よせむねやね)」や「切妻屋根(きりづまやね)」など、いわゆる「三角屋根」の家が一般的でしたが、最近では三角屋根のないスクエアなハコ型の一戸建て住宅が増えてきています。
四角い外観の家は現代風ですし、ムダを削ぎ落とした洗練されたフォルムは非常に機能的でおしゃれですよね!特に若者世代の方々に「四角い家」は人気と言えるでしょう!
このページでは四角い家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、四角い家のサンプルイメージをたくさんピックアップしていきます。
当ページをみればおしゃれな四角い家のイメージが固まると思いますよ!
四角い家とは
四角い家とは、言葉通り「四角いキューブ型をした一戸建て住宅」のことです。
最近は街中でも四角いスクエアフォルムの一戸建て住宅がよく見受けられますよね。
四角い家は外観がおしゃれで可愛らしい点も人気ですが、やはり「価格(建築コスト)を安く抑えられる」点が人気の秘訣といえるでしょう。
家はフクザツな構造になればなるほど建築コストがあがるもの。四角いハコ型の家はこれ以上ないシンプルな形状のため、構造材なども必要最小限しか使いません。シンプルな構造は工事費や人件費も抑えられるため、四角い家は一般的な家よりも建築コストを安く抑えられるのです。
また四角い家は構造的にムダが少ないため、狭小地など狭い敷地を有効活用できる点も特徴です。もちろん敷地だけでなく家の中にもムダがありません。四角い家は家の中の全空間を有効活用できるため、間取りにデッドスペースができにくいのも特徴です。内部は間仕切り壁で自由に設計できるため、将来的にリフォームのしやすい家とも言えるでしょう。
さらに言えば、四角い家は構造がシンプルなうえ壁の配置バランスも良好で耐震性や耐久性、強度も高いです。これは四角いフォルムの家はほとんどが「2×4工法」などの「建物を面で支える構造」で建てられているからですね。
ツーバイ工法で建てられた家は、壁・床・天井(屋根)が強固に接合されているため、気密性も確保しやすいのも特徴です。
「四角い家」は見た目がスタイリッシュなだけでなく、性能面でも優秀なため若い世代の方に支持されているのでしょう。
四角い家の外観・内装・間取りの実例画像
やはり文章で説明するよりも、実際に四角い家の実例を見た方がイメージしやすいでしょう。この項目ではさまざまな四角い家の外観・内装・間取りの実例画像をピックアップしていきます。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
四角いキューブデザインの家 外観(ゼロキューブ熊本中央)
画像出典:ゼロキューブ熊本中央【https://zerocube.jp/】
ローコスト住宅のフランチャイズ「ゼロキューブ」の四角い家です。ゼロキューブはスタイリッシュなキューブデザインの家を得意としてするハウスブランドです。ムダな装飾をそぎ落としたスクエアなフォルムは美しく、外壁の一部を木目調にするだけでグッとおしゃれな家になりますね!
ガルバリウム外壁の四角い家 外観(ゼロキューブ:ゼロキューブウェアハウス)
画像出典:ゼロキューブ【https://lifelabel.jp/】
こちらもゼロキューブの手掛ける「住める倉庫」をコンセプトにした住まいです。ダーク系のガルバリウム鋼板で仕上げた外壁は無骨そのもの。まるで倉庫のようです。無骨で頑丈そうなムダのないシンプルなフォルムが好みの方にはたまらないデザインでしょう。しかもこちらは建築家にフルオーダーする注文住宅ではなく、セミオーダーの規格住宅のため比較的ローコストで建てられます。
四角い家 外観(ユニテハウス:トータルホーム)
画像出典:ユニテハウス・トータルホーム【https://total-unite.com/】
ユニテハウスの四角いキューブ型の家です。真っ白の外壁とキューブ型で無駄のないシンプルなフォルムがビッタリ合うスタイリッシュでモダンな外観ですね!中と外をつなぐカフェテラスが設けられているのが非常におしゃれで素敵です!
四角い家 外観(湯本工務店)
画像出典:湯本工務店【http://yumotokoumuten.jp/】
長野県の工務店「湯本工務店」の手掛ける四角い家です。四角いムダのないフォルムにアルミスリットラインと木製格子を合わせることで、シンプルながらもスタイリッシュで存在感のある佇まいに。
四角いキューブスタイルのモダンな家 外観(ハウスラボ)
画像出典:ハウスラボ【https://www.houselabo.com/】
富山県の工務店「ハウスラボ」の手掛けた四角い家です。四角いキューブ型のデザインを重ねあわせるようにしたデザインが素敵ですね。窓の位置をランダムに配置している点も非常におしゃれです。
正面に窓のない四角い家 外観 内装(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】
全国規模でデザイナーズ住宅を手掛ける「フリーダムアーキテクツデザイン」の四角い家です。ご覧の通り、正面には玄関のみ。窓がないデザインです。一見、外からみると閉塞的にも見えますが中はリビングとつながる吹き抜けのウッドデッキが採用され驚くほどの開放感に仕上がっています。独特の風合いのあるグレーで統一された塗り壁も素敵ですね。究極のシンプルデザインは非常におしゃれです。
BOX in BOX 外観(フリーダムアーキテクツデザイン)
画像出典:フリーダムアーキテクツデザイン【https://www.freedom.co.jp/】
こちらもフリーダムアーキテクツデザインの手掛けた四角い家です。限られた空間を活かすために四角い箱型の建物のなかに、さらに黒い箱型の空間を設けるようにデザインされています。ハコ型のフォルムの建物を重ね合わせたスタイリッシュな外観は非常におしゃれで狭小地にもピッタリです。
ナチュラル&モダンな四角い家 外観(スタイルデザイン)
画像出典:スタイルデザイン【https://www.style-design-house.com/】
スタイルデザインが手掛けたナチュラルモダンな雰囲気な素敵な四角い家です。四角いスクエアフォルムを重ね合わせたようなデザインが素敵ですね。黒いガルバリウム鋼板と無垢材を使用しているため無機質なクールさと暖かみが両立しています。夜間にライトアップされるといっそうおしゃれさが引き立つ素敵な住まいです。
四角い家のメリット
それでは四角い家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)についてもっと詳しくみていきましょう。まずは四角い家のメリットから解説していきます。四角い家のメリットは以下の通りです。
- 見た目が現代風でオシャレ
- 価格(建築コスト)を抑えられる
- 狭小地にも向いている
- デッドスペースが少ない
- 建物のバランスがよいので耐震性が高い
- 屋上をつくりやすい
それでは四角い家のメリットを順番に解説していきましょう。
見た目が現代風でオシャレ
四角い家はその名の通り、四角いキューブ型のフォルムが特徴的です。ゴテゴテとした装飾を付けるのではなく、ムダ無い洗練されたスタイリッシュなフォルムは非常におしゃれですよね。モダンスタイルの家とも通ずるおしゃれがあります。四角い家もガラスや金属など無機質素材をあしらった外観が似合うでしょう。
近隣の住宅外のなかでも四角いスクエアフォルムの家は目立つ存在になると思いますよ。現代風でおしゃれな外観は四角い家の大きなメリットと言えるでしょう。
価格(建築コスト)を抑えられる
四角い家は、一般的な形状の家に比べて価格面(建築コスト)を安く抑えられることが大きなメリットです。
四角いハコ型の家はこれ以上ないほどシンプルな形状のため、構造材なども必要最小限しか使いませんので材料費を抑えられますし、シンプルな構造は工事費も抑えられます。
「四角い家」はローコスト住宅メーカーが専門に取り扱っているケースも多いですが、これは価格(建築コスト)を安く抑えられるからです。
狭小地にも向いている
四角い家は構造的にムダが少ないため、都市部の狭小地など狭い敷地でも建てやすいのが特徴です。敷地が狭い場合は採光や通風、プライバシー確保の面で工夫が必要になりますが、それ以前にまずは「少しでもムダな空間をなくす」ということが重要です。四角い家は、限りなくシンプルな構造のためムダがなく狭小地においても敷地面積を有効活用しやすい形状と言えるでしょう。
デッドスペースが少ない
四角い家は敷地面積をスキマなく有効活用できるだけでなく家の中にもムダがありません。家のなかの使いにくい空間を「デッドスペース」と言いますが、四角い家は室内にもデッドスペースができにくく、また内部は間仕切り壁で自由に設計できるケースが多く、将来的にリフォームもしやすい住宅と言えるでしょう。
建物のバランスがよいので耐震性が高い
四角い家は「2×4工法」「2×6工法」などのツーバイ工法で建てられていることが多いです。ツーバイ工法は壁・床・天井(屋根)を強固に接合するモノコック構造のため、そもそも耐震性が非常に高いのですが、四角い家はさらに建物の形状しのものがシンプルであり、壁の配置バランスも良好ですので、耐震性・耐久性の面では非常に優秀なケースが多いです。
おしゃれで災害に強い建物を求めている方は四角い家は有力な候補といえるかもしれませんね。
屋上をつくりやすい
四角い家は屋上(スカイバルコニー)が造りやすいのもメリットの一つです。四角い家は三角屋根ではなく、※陸屋根ですから屋上のスペースを確保しやすいのです。天気のいい日にスカイバルコニーでバーベキューをしたり、お子様とプール遊びができるのは最高ですよね!もちろん一人で椅子などを置いてゆっくり読書や考えごとにふけるのもいいですし、屋上の使い方は無限大です。
ひこ※陸屋根(ろくやね・りくやね)とは…傾斜のない平面上の屋根のこと
四角い家のデメリット
どんなおしゃれな家でもメリット(良いところ)しかないということはありません。
理想のおしゃれな家を建てるのに大切なのは、好みの家のスタイルのメリット・デメリットの療法を把握して、より自分に合う住まいのスタイルを見極めることです。
次は四角い家のデメリットをピックアップしていきますので、こちらもしっかりと把握しておきましょう。
- 夏は2階が暑い
- 2階は雨音が響きやすい
- 雨漏りのリスクが高い
夏は2階が暑い
四角い家は夏に2階部分(あるいは3階部分)が暑くなる可能性が高いです。
これは四角い家は陸屋根を採用していることが大きな要因です。一般的な一戸建て住宅に採用されている切妻屋根や寄棟屋根、片流れ屋根などは屋根と天井の間にスペースがあり、ここを小屋裏収納などに活用するケースが多いですよね。陸屋根は2階(あるいは3階)のすぐ上が屋根ですから、屋外部分と居住部分が非常に近いわけです。
だから、夏は2階・3階の居住スペースにダイレクトに熱が伝わりやすいのです。この点は四角い家のデメリットと言えるでしょう。
2階は雨音が響きやすい
四角い家は2階に寝室がある場合、雨音などが室内に響きやすいです。この点も陸屋根のデメリットですね。陸屋根は2階部分の天井のすぐ上の部分が屋根になりますので、他の種類の屋根に比べて雨音なども響きやすいです。
天井部分の断熱材を分厚く施工することで、ある程度は雨音を軽減させることも可能ですが、2階に寝室を配置する場合は雨音が気になって眠れない…ということもあるかもしれません。音に敏感な方はこの点は理解しておくべきでしょう。
雨漏りのリスクが高い
四角い家は雨漏りのリスクが高いと言われています。この点も、四角い家というよりは「陸屋根」のデメリットですね。
陸屋根は三角屋根と違い、平面ですので屋根部分の雨が溜まりやすい形状です。なので、防水面をしっかりとしていることが大切ですが、木造住宅の場合は地震などで建物が揺れると防水シートにスキマが出来てしまう可能性もあり、それが雨漏りのリスクを高める要因の一つと言われています。
四角い家を建てるなら屋根の防水メンテナンスは定期的に必ず行うべきでしょう。
おしゃれな家 四角い家のまとめ
四角い家はムダのないスクエアな外観がおしゃれで素敵ですよね。直線的な外観は現代的なおしゃれさがあり、シンプルな構造ゆえ価格帯的にもお求め安く、また都市部など狭小地にも向いているため若い世代にも人気があります。
四角い家は耐震性・気密性・断熱性などの住宅性能の面でもメリットがありますが、夏暑くなりやすい・雨漏りのリスクがあるなどデメリットもあるため、メリット・デメリットの両面を理解したうえで候補のハウスメーカーを比較することが大切です。
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注文住宅の家づくりで失敗しないために大切なことは「とにかく比較すること」です!
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マイホームも同じです。デザインは似ていても価格や性能には大きな差があるのです。注文住宅の家づくりではまずは候補のハウスメーカーを複数社見つけ「比較すること」から始めましょう!
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