おしゃれな外観の家と聞いて「タイル貼りの家」を想像した方も多いと思います。
タイル貼りの家はなんといっても「重厚感・高級感」が抜群です!
このページでは、タイル貼りの家の特徴やメリット・デメリットをまとめるほか、タイル貼りのおしゃれな家の外観の実例画像をたくさんピックアップしていきます。
当ページをみればおしゃれなタイル貼りの家のイメージが固まると思いますよ!
タイルの家とは
タイルの家とは、もちろん言葉通り家の外壁にタイルをあしらった一戸建て住宅のことです。
そもそもタイルとは、粘土や土・石などの素材を1200~1300℃の高温で焼き固めた建設資材のことです。おもに住宅の外壁や床の保護などに用いられます。
近年の一戸建て住宅では「窯業系サイディング外壁」の家がもっとも一般的ですが、やはり重厚感・高級感という面ではサイディングは「タイル貼りの家」には敵いません。タイルを模したサイディング製品が多くあるということは「タイル外壁=憧れの外壁」という証左でもあるでしょう。
高級住宅街に建ち並ぶ大きくて高級感のある家もタイル貼りの外観が多いですよね!タイル外壁はデザインも豊富にありますし、好みのデザインを選ぶだけでも楽しいものです。全面タイル貼りの家を建てれば、ご近所でも評判のおしゃれな家になること請け合いです。
全面タイル貼りの家ももちろん素敵ですが、外壁の一部分にアクセントとしてタイルを施工するパターンもよく見受けられます。どちらも重厚感・高級感のある「おしゃれな家」と言えるでしょう。
外壁タイルの種類
タイルには複数の種類があります。この項目ではタイルの種類についてみていきましょう。
磁器タイル
磁器タイルは石英や長石などの鉱物を1250℃以上の高温で焼き固めたもの。タイルの中でも特に緻密で硬いため衝撃や傷に強いです。吸水性も1%以下と非常に低いため雨や雪、凍害に強く外壁タイルとして適しています。もちろん水に強いので水まわりにもよく使われます。
せっ器質タイル
せっ器質タイルは粘土や長石などを1200℃前後の高温で焼き固めたもの。磁器タイルに比べるとやや強度は低いものの、そのぶん表面にさまざまな意匠(デザイン)を施すことが可能です。他の外壁材に比べると十分硬いですし、吸水性も低いため外壁に適した素材です。
光触媒タイル
光触媒タイルは「光触媒加工」を施したタイルのことです。光触媒タイルは太陽光を浴びることで親水性・分解力が高まります。具体的には、太陽光を浴びることでタイル表面に大気中の水分が吸着されうすい水膜ができます。この水膜がホコリや汚れをガードし、またもし汚れが付いたとしても、雨が降れば自動的に洗い流されます。光触媒タイルは非常に汚れが付きにくいタイルとして人気です。もともとタイルは親水性がたかく汚れが付きにくい外壁材ですが、光触媒タイルはさらに汚れに強いタイルと言えるでしょう。
光触媒タイルは、一条工務店の「ハイドロテクトタイル」や、パナソニックホームズの「キラテックタイル」などが有名ですね。
タイルの家の外観の実例画像
それでは実際に「タイルの家」の外観の実例画像をみていきましょう。文章で解説するよりも、タイルの家の実例画像をご覧になるほうが、よりイメージしやすいはずです。ぜひ参考にしてみてください。
タイルの家 外観(一条工務店:グランセゾン)
画像出典:一条工務店【https://www.ichijo.co.jp/lineup/grand-saison/】
耐震性・断熱性・気密性など住宅性能に特化したハウスメーカー「一条工務店」のグラン・セゾンです。一条工務店は光触媒を焼き付けたセルフクリーニング機能をもつ自社オリジナルタイル外壁「ハイドロテクトタイル」をオプション採用できますが、グランセゾンはハイドロテクトタイルが標準装備されたラグジュアリーな商品モデルです。高い住宅性能に加えて、重厚感・高級感もバツグンなおしゃれな商品モデルです。
総タイル張りの家 外観(パナソニックホームズ)
画像出典:パナソニックホームズ【https://homes.panasonic.com/】
パナソニックホームズの総タイル張りの家です。広い敷地にどっしりと佇むタイル張りの家は重厚感・高級感もバツグンです。パナソニックホームズは光触媒加工された自社オリジナルタイル「キラテックタイル」も選択できるため、美しい外観を長くメンテナンスフリーで保つことが可能です。
タイル貼りの家 外観(クレバリーホーム:グランシェア)
画像出典:クレバリーホーム【https://www.cleverlyhome.com/】
こちらはクレバリーホームのタイル張りの家「グランシェア」シリーズの家です。クレバリーホームは、や比較的ローコスト寄りの価格帯の商品を展開していながら「外壁タイル」にこだわりをもつハウスメーカーです。モダンなデザインのフォルムとタイル張りの上質感がうまくマッチしておりすごくおしゃれな家に仕上がっています。
タイルの家 外観(ウィザースホーム:プレステージリアード)
画像出典:ウィザースホーム【https://www.with-e-home.com/】
クレバリーホームと姉妹ブランドの「ウィザースホーム」のフラッグシップモデル「プレステージリアード」です。ウィザースホームもクレバリーホーム同様、マイホームに最適な外壁材は「タイル」位置づけ、タイル外壁を特に押しだしているハウスメーカーです。水平ラインを強調して安定感を感じさせるデザインはおしゃれであり、重厚感もバツグンです。
タイルの家 外観(富士住建:完全フル装備の家オプション仕様)
画像出典:富士住建【https://www.fujijuken.co.jp/】
こちらは富士住建の「完全フル装備の家」のタイル外壁オプションを付けたモデルです。スタンダードなタイプの家ですが、総タイル張りにするだけで高級感・重厚感が違います。バルコニーと塀のタイルの色をそろえてアクセントにしています。富士住建の完全フル装備の家は、タイル外壁はオプションですが、他社ハウスメーカーではオプションの位置付けになる装備が標準でたくさんついてくるパッケージプランです。
クラシカルモダンのタイルの家 外観(三井ホーム)
画像出典:三井ホーム【https://www.mitsuihome.co.jp/】
こちらは洋風デザインが人気の大手ハウスメーカー「三井ホーム」が手掛けたクラシカルモダンの家です。タイルの質感を活かしたクラシカルな外観は流行り廃りがなく普遍的に美しいデザインです。タイルの高級感とモダンテイストのデザインが融合し、なんとも重厚な雰囲気を演出。高級住宅外に似合うおしゃれな家です。
総タイル仕上げの大屋根の家 外観(北洲ハウジング)
画像出典:北洲ハウジング【https://www.hokushuhousing.co.jp/case/1106/】
こちらは輸入住宅を手掛ける北洲ハウジングの大屋根モデル「アルザス」シリーズを総タイル仕上げにした家です。洋風の輸入住宅ともタイルは相性バッチリです。形状の異なるタイルをランダムに張ることで、豊かな表情を見せてくれます。インパクトのある大屋根の住まいと上質なタイル外壁がマッチして非常におしゃれですね。
和モダンスタイルのタイルの家 外観(クレバリーホーム)
画像出典:クレバinfo【https://kurashi.cleverlyhome.com/】
タイル外壁にこだわるハウスメーカー「クレバリーホーム」の手掛ける和モダンスタイルのタイルの家です。和風の家は「タイル外壁」と相性があまり良くないといわれていますが、クレバリーホームは自社開発タイルのカラー、種類が豊富なので全く違和感がないどころか、非常におしゃれに仕上げられます。和モダンスタイルの家とシックな色合いのタイルは落ち着いた雰囲気がおしゃれですね。アクセントの格子デザインも素敵です!
タイルの家のメリット
タイルの家のメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)についてもっと詳しくみていきましょう。まずはタイルの家のメリット(良いところ)から詳しく解説していきます。タイルの家のメリットは以下の通りです。
- 高級感のあるおしゃれな外観
- 劣化しにくい
- 耐火性が高い
- 凍害に強い
- 傷が付きにくい
- 汚れが付きにくい
- 塗装メンテナンスが必要ない(メンテナンスコストを抑えられる)
それでは順番に解説していきましょう。
高級感のあるおしゃれな外観
タイルの家といえば、なんといっても重厚感のある佇まいが最大の魅力です!
タイルの家は落ち着いた雰囲気でありながら重厚な雰囲気も演出でき、なおかつ種類も豊富ですから選ぶタイルのデザイン、カラーによってさまざまな表情を創り出せます。暗めの色でシックでモダンな雰囲気を演出するもよし、明るい色で暖かい雰囲気を演出するもよし。
高級住宅街にはタイル貼りの大きな家がたくさん建ち並んでいるように「タイルの家」といえば高級感のある外観が最大のメリットと言えるでしょう。
耐火性が高い
タイルの家は耐火性能が高いのも大きなメリットです。そもそもタイルは粘土や石などを1200℃~1300℃以上の高温で焼き固めたものですから、当然ながら火や熱に強いです。全面タイル貼りの家は非常に耐火性の面でも優れています。
凍害に強い
吸水率の高い外壁材の場合、雨や雪などの水分が染み込み、その水分が凍結して膨張した場合、外壁が破損してしまうケースがあります。吸水率の低いタイル(吸水率1%以下)は、水を吸いこみにくいため凍害にも強いです。
汚れが付きにくい
タイルの家は外壁に汚れが付きにくいことも大きなメリットです。タイルには「親水機能」という空気中の水分を吸着して表面に「水分の膜」を纏う性質があります。この水分の膜によって大気中のホコリや汚れをガードし、また水分の膜の上に汚れが付着したとしても、雨が降れば自然と洗い流されます。これを「セルフクリーニング機能」と言います。
なお、タイルの中には「光触媒タイル」という特にセルフクリーニング力が高いタイルもあります。光触媒は太陽光を浴びることで「親水性・分解力を高める」ため、一般的なタイルと比べても表面に水分の膜を形成しやすく汚れも付きにくいです。光触媒タイルは、一条工務店の「ハイドロテクトタイル」や、パナソニックホームズの「キラテックタイル」などが有名ですね。
いくらおしゃれな家でも、外壁の汚れが目立っていては魅力も半減です。「外観のキレイさ」がなにもせずとも自然に保たれるのはタイルの家の嬉しい特徴ですね。
傷が付きにくい
タイルは傷が付きにくいのもメリットの一つです。高温で焼き固めたタイルは非常に硬く、物理的な衝撃にも強いです。
外壁に使われるタイルは「磁器タイル」か「せっ器質タイル」が多いですが、特に磁器タイルは緻密で非常に硬くひっかいてもほとんど傷がつきません。「せっ器質タイル」も磁器タイルよりはやや強度が落ちますが、それでも他の外壁材に比べれば傷は付きにくいです。
劣化しにくい
タイルはサイディングやモルタル外壁に比べて紫外線による日焼け・色あせなどもほとんどしない経年劣化にも非常に強い外壁材です。
せっかくおしゃれな外観でも日焼けで色あせてしまえば魅力は半減です。美しい外観を長く保てる点はタイル外壁の大きなメリットと言えるでしょう。
塗装メンテナンスが必要ない(メンテナンスコストを抑えられる)
タイルの家のもっとも大きなメリットは「塗装メンテナンスが必要ない」という点です。タイルは土や粘土を焼き固めた素材でできているため、そもそも塗装されていません。したがって塗装メンテナンスが必要ないわけです。
近年の一戸建て住宅でもっとも多く採用されている窯業系サイディングの外壁は10~15年に一度のペースで塗装メンテナンスの必要性がある場合が多く、それに比べるとタイル外壁の家は大幅にメンテナンスコストを削減することが可能です。タイル外壁は建築コストが多少あがるものの、マイホームは長く住むのが大前提。長い目でみればタイル外壁の家は非常にコストパフォーマンスにも優れているのです。
タイルの家のデメリット
どんなにおしゃれな家でもメリット(良いところ)とデメリット(悪いところ)の両面が存在します。マイホーム計画で大切なことは、好みの家の良い点・悪い点の両面を把握し、より自分に合う住宅スタイルを見極めることです。
次はタイルの家のデメリットもピックアップしていきますので、しっかり把握しておきましょう。
- サイディングやモルタルに比べて価格(建築コスト)が高くなる
- コーキング(目地部分)は10~15年ごとにメンテナンスが必要
- 後からエアコン穴をあけようとすると高額になる可能性がある
サイディングやモルタルに比べて価格(建築コスト)が高くなる
タイル外壁は一般的なサイディングやモルタル外壁などと比べて、価格(建築コスト)が高いです。非常にザックリですが、全面タイル貼りの家にすると、一般的な30坪程度の広さの「窯業系サイディング外壁の家」に比べて100~200万円前後、価格は高くなってしまうでしょう。
初期費用が高くなってしまう点がタイルの家の最大のデメリットと言えます。
コーキング(目地部分)は10~15年ごとにメンテナンスが必要
メリットの項目で、タイル外壁は「塗装メンテナンスが必要ない」ことを挙げましたが、完全にメンテナンスフリーというわけではありません。
タイル貼りの家でも目地の部分はコーキングが劣化しますので、10~15年に一度のペースでメンテナンスが必要になります。
もちろん、それでも外壁を全面塗装するメンテナンスコストに比べれば大幅に費用を抑えることができるでしょう。
後からエアコン穴をあけようとすると高額になる可能性がある
タイル外壁は非常に硬い素材のため、後からエアコン用の穴などを開けようとするとかなり大変です。業者さんによってはタイル外壁の穴あけはお断りしているところもあり、また可能だとしても料金が高額になる可能性があります。
おしゃれな家 タイルの家のまとめ
タイルの家は重厚感・高級感が抜群ですし、美しいだけでなく強度・耐久性・汚れにくさ・メンテナンス性などの性能面でも非常に優れた外壁材です。
タイル貼りのおしゃれな家は非常にオススメですよ。価格(建築コスト)が高いことだけは、デメリットと言えますが、長く住むことを考えればメンテナンス費用を安く抑えることができるため、むしろロングスパンではコストパフォーマンスに優れた外壁材とも言えます。
タイルの家を得意としているハウスメーカーはありますので、ぜひ比較検討してみてください。
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注文住宅の家づくりで失敗しないために大切なことは「とにかく比較すること」です!
マイホームほど高い買い物でなくても、車や家電など高額な買い物をするときは「どの製品がおしゃれで性能が良いか?」必ず比較しますよね。
マイホームも同じです。デザインは似ていても価格や性能には大きな差があるのです。注文住宅の家づくりではまずは候補のハウスメーカーを複数社見つけ「比較すること」から始めましょう!
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